先日、穴窯から窯出しされたうつわ。

灰被り焼き〆、鉄絵刷毛目片口鉢、彫三島など。
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今回は鈴木君に簡単な質問をしてみました。

どんなことを思ってうつわを作っていますか?

食卓に自分のうつわが並ぶことをイメージして作っています。
食卓に色々なカタチ、色味の うつわが並んでいるほうが楽しいでしょ。だから僕は例えば粉引だけとかじゃなく、白磁、ガラス釉、焼き〆、三島、刷毛目、とか作りたいんですよ。
何か一つを極めるっていうのも良いと思うんですけど、いろいろ作る事で見えてくるものもあると思うし、幅が広がる感じもありますし。

今回は薪窯の窯出しでしたね?窯出しを楽しみにしてるようでしたけど出来はどうでしたか?

なかなかいい感じでした。焼き〆、鉄絵刷毛目、彫三島あたりとても気に入っています。

薪窯にこだわりがあるのですか?

こだわりというか、僕は電気窯と薪窯でうつわを作っていて両方大事に思っています。
電気窯にもそれでしか出せない良さがあります。安定してうつわが出来ますし、綺麗な色味のガラス釉なんかは人気もあります。

昔ながらの技法で焼く薪窯は土作りから始まって温度の調節、うつわへの火の掛かり具合、全てが繊細に出来上がりに影響されるんです。土、焼き、釉薬の配合のパターンは無限にあるし、どんな色味でどんな変化をするのかワクワクします。
でもだから難しさ、奥深さがあって、そういうのがうつわを作る者としておもしろいですね。
焼き上がったうつわも より土くさく、手作りの柔らかさみたいなのが出て好きなんです。

うつわは女子目線でとよく聞きますが。

凄く大事なことだと思います。うつわにこだわる人の大半は女性ですからね。
あまりマニアックになりすぎず、特に白磁やガラス釉のうつわは女子目線を意識して作っていこうと思っています。